第70回診療放射線技師国家試験を解説#AM41~45

午前 問41

放射線治療が適応となるのはどれか。

  1. 甲状腺眼症
  2. 子宮内膜症
  3. 関節リウマチ
  4. 強直性脊椎炎
  5. Crohn〈クローン〉病

解説

甲状腺眼症は眼球の周りにある脂肪や筋肉の中に存在する甲状腺に関係した抗体が標的となっておきる炎症で、放射線治療とはならない

答え 1

午前 問42

前立腺癌の放射線治療でないのはどれか。

  1. 陽子線治療
  2. 炭素イオン線治療
  3. 90Yを用いた内用療法
  4. 強度変調放射線治療
  5. 125Iを用いた密封小線源治療

解説

前立腺がんの放射線治療は外照射か組織内照射での治療となる

答え 3

午前 問43

局所進行上顎洞癌の放射線治療におけるリスク臓器はどれか。2つ選べ

  1. 喉頭
  2. 甲状腺
  3. 耳下腺
  4. 視交叉
  5. 咽頭収縮筋

解説

網膜、水晶体、視神経、耳下腺、涙腺など

答え 3,4

午前 問44

根治的放射線治療で最も高い線量を照射するのはどれか。

  1. 喉頭癌
  2. 食道癌
  3. 前立腺癌
  4. 小細胞肺癌
  5. Hodgkin〈ホジキン〉リンパ腫

解説

  • 喉頭癌:約65Gy
  • 食道癌:約60Gy
  • 前立腺癌:75Gy
  • 小細胞肺癌:45Gy
  • ホジキンリンパ腫:30~40Gy

答え 3

午前 問45

情報の表現で正しいのはどれか。2つ選べ

  1. 10進数の210は1バイトで表現できる。
  2. 10進数の255は16進数では99である。
  3. 負の数は符号ビットに-1を入れて表現する。
  4. 10進数の0.1は2進数では循環小数になる。
  5. アスキーコードは非数値データの表現形式である。

解説

  • 10進数の210は2バイトで表現できる
  • 10進数の255は16進数ではFFである。
  • 負の数は符号ビットにマイナス表記は入らない

答え 4,5

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