もくじ
午後 問11
MRIで用いられるフェーズドアレイコイルの特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 送受信型コイルである。
- 複数のコイルで構成されている。
- コイルから離れた部位のSN比が高い。
- 小さなFOVでの高解像度撮影に用いられる。
- パラレルイメージングを行う際に使用される。
解説
- 受信型コイルである
- コイルから離れた部位のSN比が低い
- 大きなFOVでの高解像度撮影に用いられる
答え 2,5
午後 問12
無散瞳眼底カメラによる検査のとき、眼球に最も近いところに位置する部品はどれか。
- 有孔ミラー
- 対物レンズ
- ハロゲンランプ
- フォーカシングレンズ
- クイックリターンミラー
解説
眼球から順に対物レンズ、有孔ミラー、フォーカシングレンズ、クイックリターンミラー
ハロゲンランプは眼球から撮像カメラの直線上に無く、有孔ミラーに反射させて撮影される
答え 2
午後 問13
超音波検査で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 体内での音速は空気中よりも速い。
- 周波数が高いほど深部での観察領域が広い。
- カラードップラーでは探触子に近づく血流を青で表示する。
- コンベックス式探触子では振動子が直線上に配列されている。
- 深部の減衰を補正するために感度補正〈STC〉の調整が必要である。
解説
- 周波数が高いほど深部での観察領域が難しい
- カラードップラーでは探触子に近づく血流を赤、遠ざかる血流を青で表示する
- コンベックス式探触子では振動子が扇状に配列されている
答え 1,5
午後 問14
X線CT装置の日常点検項目に含まれないのはどれか。
- ノイズ
- スライス厚
- 幾何学的歪み
- コントラストスケール
- 高コントラスト分解能
解説
CTの日常点検項目
- ノイズ
- コントラストスケール
- 空間分解能
- スライス厚
- 高コントラスト分解能
- 低コントラスト分解能
- CTDI(※日常の性能評価項目には無い)
答え 3
午後 問15
STIR法で正しいのはどれか。
- CHESS法よりSN比は高い。
- 最初に90度のRFパルスを印加する。
- 水と脂肪の位相差を利用した撮影法である。
- 脂肪の縦磁化がゼロになる時間にTEを設定する。
- CHESS法より磁場の不均一性の影響を受けにくい。
解説
- CHESS法よりSN比は低い
- 最初に180度のRFパルスを印加する
- 水と脂肪の縦緩和時間の差を利用した撮影法である
- 脂肪の縦磁化がゼロになる時間にTRを設定する
答え 5