もくじ
午前 問31
PETで正しいのはどれか。
- 平行多孔コリメータを使用する。
- 視野内の位置で空間分解能が異なる。
- 半導体検出器を用いる装置が主流である。
- 専用機は検出器を回転させながら撮影する。
- ノーマライズスキャンは減弱補正に使用される。
解説
- PETではコリメータの代わりにセプタが用いられる
- 検出器にはBGOやGSOなどのシンチレータが使用される
- ノーマライズスキャンは検出器の異常検知や補正に使用される
答え 2
午前 問32
手術中に用いられる核医学測定装置はどれか。
- SPECT装置
- ガンマプローブ
- キュリーメータ
- 摂取率測定装置
- ホールボディカウンタ
解説
乳がん手術などでセンチネルリンパ節郭清のためにガンマプローブ法が用いられる
答え 2
午前 問33
SPECTの画像処理に関する組合せで正しいのはどれか。
- TEW法
- Rampフィルタ
- Chang〈チャン〉法
- Chesler〈チェスラー〉フィルタ
- Butterworth〈バターワース〉フィルタ
解説
画像再構成法
フィルター逆投影(FBP)、逐次近似法(OS-EM,ML-EM)
画像再構成フィルタ
Ramp,Shepp-Logan,Chesler
散乱補正
マルチウィンドウ法(DEW,TEW)
雑音除去フィルタ
Butterworth,Wiener,Hanning,Mets
吸収補正
Chang,CTAC
答え 4
午前 問34
123I – IMPを用いた脳の核医学検査で正しいのはどれか。
- 緊急検査が容易である。
- 酸素摂取率が算出できる。
- 123I – IMPの投与 15〜30分後から撮影する。
- 123I – IMPは正常な血液脳関門を通過しない。
- 脳循環予備能評価にブドウ糖負荷が行われる。
解説
- 脳の緊急検査には1~2分で集積する99mTc-HMPAOが用いられる
- 緊急検査といえば主に消化管出血シンチのことで、99mTc-コロイド、99mTc-RBC、99mTc-HSAが使われる
- 15O-ガスを用いたPET検査にて酸素摂取率が算出できる
- 123I – IMPは容易に血液脳関門を通過し、脳内のアミン結合部へ集積する
答え 3
午前 問35
口腔癌の患者。原発腫瘍は最大径が 2cmで浸潤の深さが 0.8cm、同側頸部に 2cmのリンパ節転移を個認め、肺には 0.6cmの転移巣を個認めた。
国際対がん連合〈UICC〉病期分類での病期はどれか。
- 0期
- Ⅰ期
- Ⅱ期
- Ⅲ期
- Ⅳ期
解説
遠隔転移があればステージⅣである事を知っていれば簡単な問題
答え 5