もくじ
午前 問61
99mTc標識脳血流シンチグラフィ製剤とPatlak plot〈パトラックプロット〉法を用いた局所脳血流の定量に必要な手技はどれか。2つ選べ。
- 静脈採血
 - 1点動脈採血
 - 持続動脈採血
 - SPECT
 - 動態プラナー撮影
 
解説
123I – IMP、99mTc – ECDもしくは99mTc – HMPAOを用いてSPECT画像で定量化する
答え 4,5
午前 問62
99mTcO4–を用いた甲状腺シンチグラフィで本来甲状腺の存在する部位に甲状腺の描出が見られなかった。
正しいのはどれか。
- 有機化障害を鑑別に考える。
 - 亜急性甲状腺炎は否定的である。
 - 無痛性甲状腺炎は否定的である。
 - 頸部側面像撮影の追加を考慮する。
 - ヨウ素制限不足の可能性を考える。
 
解説
- 有機化障害でも取り込まれる
 - 99mTc製剤を用いているため、ヨウ素は関係ない
 
答え 4
午前 問63
肺換気分布、肺容積分布および洗い出し分布の評価に適するのはどれか。
- 81mKr
 - 99mTc – HSA
 - 99mTc – MAA
 - 99mTc – テクネガス
 - 133Xe
 
解説
- 肺換気に用いる製剤は81mKrや133Xeガスを用いる
 - 81mKrの半減期は13秒、133Xeは5.2日のため、洗い出しの評価には133Xeが適している
 
答え 5
午前 問64
異所性胃粘膜の有無を評価するのはどれか。
- 99mTcO4–
 - 99mTc – PMT
 - 99mTc – フチン酸
 - 123I – IMP
 - 131I – アドステロール
 
答え 1
午前 問65
腎臓核医学検査で正しいのはどれか。
- 99mTc – MAG3は利尿負荷レノグラムに適する。
 - 99mTc – DTPAは腎血漿流量〈RPF〉の算出に適する。
 - 99mTc – DMSAは糸球体濾過率〈GFR〉の算出に適する。
 - T1/2が大きいほど排泄能は良好である。
 - Tmaxが大きいほど排泄能は良好である。
 
解説
- 99mTc – MAG3は腎血漿流量〈RPF〉の算出に適する。
 - 99mTc – DTPAは糸球体濾過率〈GFR〉の算出に適する。
 - T1/2が小さいほど排泄能は良好である
 - Tmaxが小さいほど排泄能は良好である
 
答え 1