診療放射線技師国家試験で問われやすい要点をまとめています。誤字・脱字・修正点などありましたらコメントやTwitterにてご指摘いただけると幸いです。
他にもまとめた国試要点があるので下記ページからどうぞ
ベルゴニー・トリボンドーの法則
- 細胞分裂の頻度の高いものほど、放射線感受性が高い
- 休止後長期にわたって細胞分裂を続けるものほど、放射線感受性が高い
- 形態的にも機能的にも未分化なものほど、放射線感受性が高い
また、リンパ球なども放射線感受性が高い
細胞周期と放射線感受性
- M期(分裂期)→ G0期 → G1期 → S期 → G2期 → M期と細胞は周期する
- 放射線を受けた細胞はG2期の延長が起こる
- M期とS期初期で放射線感受性が高い
- S期後半で最も放射線感受性が低く、次いでG0期、G1期とG2期で放射線感受性が低い
- 高LET放射線では細胞周期による放射線感受性に差はほとんどない
放射線治療における生物学的効果
- 低線量率、低温、低酸素で放射線感受性は低くなる
- 放射線感受性の高い細胞のα/βは大きい
- α/βが大きいほど線量分割による影響が小さい