![](https://radiologistblog.com/wp-content/uploads/2020/06/photo-1542435503-956c469947f6-285x214.jpg)
もくじ
午後 問36
抗悪性腫瘍薬との同時併用で放射線治療が行われるのはどれか。2つ選べ。
- 膠芽腫
- 甲状腺癌
- 肺癌
- 肝臓癌
- 骨肉腫
解説
肺癌、頭頸部癌、子宮頸癌、膵癌などに用いられる
答え 1,3
午後 問37
定位放射線治療[SRT〈stereotactic radiotherapy〉]で誤っているのはどれか。
- 数回までの分割照射で行う。
- 画像誘導放射線治療〈IGRT〉と組み合わせて行う。
- 強度変調放射線治療〈IMRT〉と組み合わせて行う。
- 頭頸部腫瘍では照射中心位置精度の許容範囲は2mm以下である。
- 体幹部腫瘍では照射中心位置精度の許容範囲は10mm以下である。
解説
体幹部腫瘍では照射中心位置精度の許容範囲は5mm以下
答え 5
午後 問38
強度変調放射線治療〈IMRT〉における投与線量の不確かさの要因のうち、放射線治療計画装置と関係ないのはどれか。
- 不均質補正
- ビームモデリング
- 線量計算アルゴリズム
- 低MU時のビーム特性
- CT値-電子密度変換テーブル
解説
低MU時のビーム特性は放射線治療計画装置と関係しないが、投与線量の不確かさの要因となる
答え 4
午後 問39
6MVリニアックのX線で正しいのはどれか。
- 線量最大深は3cmである。
- 線量指標TPR20,10は0.5である。
- 平均エネルギーは6MeVである。
- 連続エネルギースペクトルをもつ。
- 水との主な相互作用は光電効果である。
解説
- 線量最大深は1.5cmである
- 線量指標TPR20,10は0.67である
- 最大加速エネルギーは6MeVである
- 水との主な相互作用はコンプトン散乱である(水との相互作用は40keV以下では光電効果が、40keV以上ではコンプトン効果が優位となる)
答え 4
午後 問40
乳房温存療法で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 接線照射を行う。
- 10MVのX線を使用する。
- 照射野前縁に乳頭を含めない。
- 断端陽性部への電子線追加照射をする。
- 標準的な線量時間配分は70Gy/35分割/7週である。
解説
- 4MVのX線を使用する
- 照射野前縁に乳頭を含める
- 標準的な線量時間配分は50Gy/25分割/5週である
答え 1,4