第69回診療放射線技師国家試験を解説#PM76~80

午後 問76

図の抵抗回路で、スイッチSの開閉にかかわらず全電流Iが一定であるための条件はどれか。

  1. R1R2 = R3R4
  2. R1R3 = R2R4
  3. R1R4 = R2R3
  4. R1+R2 = R3+R4
  5. R1+R3 = R2+R4

解説

図の回路はブリッジ回路であるので、R1R4=R2R3が成立する場合に全電流が一定となる

答え 3

午後 問77

1Ωの抵抗5個を並列に接続したときの合成抵抗[Ω]はどれか。

  1. 0.1
  2. 0.2
  3. 0.5
  4. 1.0
  5. 5.0

解説

1/R = 1/R1 + 1/R2 + 1/R3 + 1/R4 + 1/R5
R1~R5全ての抵抗が1ΩとするとR=0.2[Ω]

答え 2

午後 問78(複数正答あり)

半導体で正しいのはどれか。2つ選べ

  1. 比抵抗値は10-8〜10-4Ω・mである。
  2. 温度が上昇すると抵抗値が低くなる。
  3. N型半導体の多数キャリアは正孔である。
  4. 真性半導体には電子と正孔が同数存在する。
  5. 純度の高い材料は微量の不純物によって導電率が変化する

解説

  • 導体が10-8~10-4Ω・m、絶縁体が108~1018Ω・m、半導体は中間の10-4~108Ω・mあたり
  • N型半導体の多数キャリアは電子

答え 2,4,5

午後 問79

カーマKを表す式はどれか。
ただし、Eは光子エネルギー、Φはフルエンス、μtr/ρは物質の質量エネルギー転移係数、μen/ρは物質の質量エネルギー吸収係数、μ/ρは物質の質量減弱係数である。

解説

カーマは単位質量の物質中で非荷電粒子によって放出された全ての荷電粒子の初期運動エネルギーの総和であり、エネルギーフルエンス×質量エネルギー転移係数で表せる

答え 1

午後 問80

放射線検出器で正しいのはどれか。2つ選べ

  1. GM計数管は電子なだれを生じる。
  2. 自由空気電離箱は吸収線量の測定に使用される。
  3. Fricke〈フリッケ〉線量計は還元作用を利用する。
  4. 熱ルミネセンス線量計は紫外線照射によって発光する。
  5. ゲルマニウム検出器はエネルギースペクトルの測定に使用される。

解説

  • 自由空気電離箱は照射線量の測定に使用される
  • フリッケ線量計は酸化作用を利用する
  • 熱ルミネセンス線量計は加熱によって発光する

答え 1,5

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