第72回診療放射線技師国家試験を解説#AM13~15

午前 問13

X 線高電圧装置について正しいのはどれか。2つ選べ

  1. 定電圧形の X 線の開閉はテトロード管で制御される。
  2. 非共振形インバータ式の管電圧制御は DC – DC コンバータで行われる。
  3. 三相全波整流方式(6ピーク)の管電圧脈動率の理論値は 3.4%である。
  4. 三相全波整流方式(12 ピーク)の高電圧変圧器の二次側は Δ – Δ 結線である。
  5. 共振形インバータ式における管電圧のフィードバック制御は、一次側の管電圧を検出して行われる。

解説

  • 三相全波整流方式(6ピーク)の管電圧脈動率の理論値は 13.4%である。
  • 三相全波整流方式(12ピーク)の管電圧脈動率の理論値は 3.4%である。
  • 三相全波整流方式(12 ピーク)の高電圧変圧器の二次側は Δ – Y 結線である。

答え 1,2

午前 問14

I. I. について正しいのはどれか。

  1. 空間分解能は中心と周辺で同じである。
  2. 出力面の輝度は視野が小さいほど高い。
  3. 視野の切り替えは電極電圧を変化させて行う。
  4. 変換係数とは中心輝度と周辺輝度の比である。
  5. ベーリンググレア指数はコントラスト比の2乗で表される。

解説

  • 入力面が曲面であるため、糸巻き状のひずみが起こる
  • 出力面の輝度は視野が小さいほど低い
  • 中心部より周辺部で輝度が低下する
  • 変換係数とは出力輝度と入力面中心での空気カーマ率の比である

答え 3

午前 問15

FSE 法によって撮影された T2 強調像について正しいのはどれか。2つ選べ

  1. 骨皮質は高信号である。
  2. 脂肪髄は高信号である。
  3. 関節の靱帯は高信号である。
  4. 眼球の硝子体は高信号である。
  5. 脳の灰白質は白質よりも低信号である。

解説

答え 2,4

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