放射線の影響の分類
放射線の影響が確定的影響と確率的影響に分類されます。
確定的影響
確定的影響は被ばく線量が低いうちは現れないが、線量が高くなると全ての人に障害が起こりうるものです。集団の1%が発症する線量(しきい値・しきい線量)が設けられている。
脱毛や不妊、骨髄死・腸管死、白内障がこの分類に入る。
![](https://radiologistblog.com/wp-content/uploads/2020/07/環境省 確定的影響.jpg)
確率的影響
確定的影響の様なしきい値がなく、発生頻度が線量に依存し、重篤度は線量と関係しない。
発がんや遺伝的障害がこの分類に入る。
![](https://radiologistblog.com/wp-content/uploads/2020/07/環境省 影響.jpg)
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