もくじ
午後 問36
前立腺癌の予後と最も関係が深いのはどれか。
- 年齢
- 全身状態
- 前立腺容積
- 前立腺肥大の既往
- Gleason〈グリソン〉スコア
解説
グリソンスコアは生検で採取したがん組織の悪性度の点数で、癌の予後と関係が深い
答え 5
午後 問37
永久刺入用密封小線源はどれか。2つ選べ。
- 60Co
- 125I
- 137Cs
- 192Ir
- 198Au
解説
早期の前立腺癌治療に125I、舌癌などに198Auが用いられる
答え 2,5
午後 問38
標準計測法12に基づく光子線の校正点吸収線量測定で正しいのはどれか。2つ選べ。
- ファーマ形電離箱が用いられる。
- 校正深は電離箱の実効中心とする。
- 校正深はエネルギーが高くなるほど深くなる。
- 線質はTPR(20,10)/TPR(10,10)で決定される。
- エネルギーが高くなるほど線質変換係数は大きくなる。
解説
- 校正深は電離箱の幾何学的中心とする
- 校正深は10g・cm-2
- エネルギーが高くなるほど線質変換係数は小さくなる
答え 1,4
午後 問39
標準計測法12に基づく電子線の水吸収線量計測の基準条件で正しいのはどれか。
ただし、R50は線量半価深である。
- SSDは90cmである。
- 照射野は5cm×5cmである。
- 校正深は電離箱の幾何学的中心とする。
- 校正深は(0.6R50-0.1)g・cm-2である。
- R50≧4g・cm-2では固体ファントムを使用する。
解説
- SSDは100cm
- 照射野は10cm×10cm
- 校正深は電離箱の電離空洞内前面中心
- R50≧4g・cm-2では水ファントムを使用
答え 4
午後 問40
SAD法一門照射、照射野10cm×10cmで、100MUを照射したときの基準点吸収線量は102cGyであった。
200MUを照射した場合のビーム軸上の深さd、照射野Aでの吸収線量[cGy]に最も近いのはどれか。
ただし、TPR(d,A) = 0.80、OPF(A)=0.98とする。
- 80
- 125
- 130
- 160
- 260
解説
2 × 102 ×0.98 × 0.8 ≒ 160
答え 4