診療放射線技師国家試験の解説について

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 出題年数・問題ごとの解説ページはこちらから簡単に移動できます。

 自分で学習する場合は診療放射線技師国家試験問題集を利用すると解説もあるので便利です。また、下記記事なども参考にしてみてください。

頭部MRIは撮影の順番が重要!優先順位を考えよう!

 以前に頭部MRIの画像の種類を紹介しましたが、その種類の多さから撮影の優先順位について我々は考えなければなりません。特にMRIは時間を使う検査であるために重要な撮影は最初の方に撮影しておくのが望ましいです。
 撮影の順番は医療施設によってやや異なる場合がありますが、今回は私が撮影時に意識している撮影目的別に優先度の高い撮影を解説していきます。

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新型コロナ画像診断支援サービスについて

 ご存知の医療施設も多いと思いますが、聖マリアンナ医科大学は今年3月からhttps://covid-19.nobori.in/にて6月末まで新型コロナウイルス疑いに対する無償の遠隔読影サービスを提供されていました。

 以降はソニーが協力の下、エムスリー株式会社主導で新型コロナウイルス読影サービスをhttps://m3comlp.m3.com/lp/m3com/covid19_dokueiにて提供されるそうです。無償サービスだそうですので、積極的に新型コロナウイルス患者様を受け入れている医療施設は利用してみてはどうでしょうか。

国家試験でよく問われる特殊な名前の撮影法

 撮影法通りに撮影することで、どの医療施設で撮影しても同じ質の画像を提供することができます。特に整形領域では過去の画像との比較が重要なので、いつでも同じ画像が撮れるようにならなければいけません。

 国家試験では具体的な撮影方法が稀に問われますが、それよりも撮影法名(特にカタカナのもの)が問われることが多いです。要点を押さえれば簡単なので受験生の方はぜひ覚えておきましょう。

頭部

 最近ではCTのみで骨折・出血の有無を診断することも多いですが、被ばく量の多さから若い方にはX線撮影のみをおこなうこともあります。

  • タウン法
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MRI画像の種類を覚えよう!(頭部MRI基本撮影編)

 今回はよく撮影される頭部MRI画像を紹介します。ちなみに、掲載している画像は昔撮影した自分の頭部画像です。

定番のMRI画像の種類と特徴

T1強調画像(T1WI)

  • 脳脊髄液、骨皮質は低信号
  • 白質は灰白質よりやや高信
  • 皮下脂肪は高信号
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